3日目 大型船でスウェーデンへ
パスポートを紛失した時は(Sweden旅はできないな・・・こうなったらパスポートが再発行されるまでFinlandを楽しもう)と思って半分Sweden行きは諦めていたけれど、おかえり私のパスポート❤️ Swedenにも行ける!!
サーモンスープで身も心も完全に癒されたので、宿に戻って荷造りだ!
<乗り場 Olympia Terminal>
・17時発 check-innは16:00まで ⇨ 翌朝 9:30 Stockholm着
・船代(船底)131 euro(17074円!)
・夕食 38.5 euro 朝食 11.5 euro
3日目 在フィンランド日本国大使館へ
9時半の開館と同時に大使館へ。
ビル1Fの受付で「日本大使館に来た」と告げると、「5Fへどうぞ」と言われる。
入り口ではセキュリティーチェック。
入ってすぐのカウンターには、フィンランド人女性。
私が昨日パスポートを盗まれたこと、既に警察へ行き盗難証明書を発行してもらったことを告げると、「あなたのお名前は?」と日本語で返ってきた。
名前を言うと、ゆっくりと落ち着いた声で「あなたのパスポートは届いていますよ」と言われる。何だか信じられなくて一瞬ぽかーんとして、すぐに安堵で身体の力が抜けてしまった。
「初めてのフィンランドでこんなことになってごめんなさいね」と言っていただくが、初めてのフィンランドでこんな体験をするのも・・・これもまたこの国にご縁があるといってもいいよね、と私は頭の中で考えていた。
ふわふわとした気持ちで(でもカバンは厳重に身体の前で抱えた)大使館を後にする。
(お腹空いた。)
ふらふらと歩いていると市場が見えた。ガイドブックで見たサーモンスープの美味しいお店がある市場だ(思い出すと無性に食べたくなる!!)。
STORY、というお店。
サーモンスープも一緒に付いてきた何の変哲もない白パンもおいしい!!
おいしい、おいしい!と思いながら食べていたら何だか泣けてきた。
今日もいい一日。フィンランドで味わったこの気持ちを大事にしたいと思いながらサーモンスープを夢中で食べた。
2日目 ヘルシンキ 16:30 パスポートがない??!!
ヘルシンキの中心街にあるカンピ・ショッピングセンター前のナンリッカ広場に建つカンピ礼拝堂の写真を夢中で撮っているうちにまんまとパスポートをすられてしまった。ほんとTHE tourist だったのでしょうね。
気づいたらカバンはワイドオープン、そしてパスポート、チケット、1ドル紙幣が5枚入った無印良品のケースがなくなっていた。完璧に油断した私のミス。
まずは警察へ行って盗難証明書を出してもらわなければ。すぐに近くにいる人たちに「最寄りの警察署はどこですか?」と聞いてみるものの、みなさん「警察署??うーん、わからないなあ」、「でも調べてあげるから待ってて!」と親切に言ってくださる。どうやらヘルシンキ中央駅から隣のパシラ駅まで電車に乗って、そこからバスに乗るらしい。けれど今は道路工事をしているから迂回路が面倒なことになっているらしい。歩いてもいけるけど30分はかかるし、土地勘もないだろうからタクシーに乗りなさい、と言う。更に2、3人の人たちに聞いてみたが、皆さん同様のアドバイス。それにしても親切です、フィンランドの皆さん。
17:30過ぎ
どうにかこうにか警察署へ到着。
あれ閉まってる?警察って閉まるの?どうしよう・・・。困っていると、「向こうは開いてるよ」と教えて下さる人が。50mくらい歩いたところに暗い感じの建物があって、入ってみると一つのブースだけ電気がついていた。男性が座っている。フィンランドに来てからよく見るセミロングのひげ、短めポニーテールの若いお兄さん。目があったので近づいていくと、「君は何をしにきたの?」と真顔で聞かれる。これまでの経緯を説明すると、「それではまずあなたがパスポートを盗られたときの状況を説明してください」と始まった。しばらく質問が続いた後に「あなたは日本人だと言っていますが、それを証明するものは持っていますか?」と言われてどきり。
しばし悩んでおずおずと出したものは、ゆうちょカードとクレジットカード!パスポートをコピーしてくるのを忘れていたことをその時思い出した。何をしていたんだ、わたしは。
彼はにこりともせずに一言。「これではわかりません」。確かにそうだ。どうしよう?ラジオ体操?私が変な動きをしながら考えている間も彼は無言で私を見つめたまま。
ここで思い出したことがあった。
今朝二件目のホテルにチェックインした時にパスポートナンバーを記入した。ホテルに電話をかければわかるはず!早速電話をかけて状況を説明する。本人確認をされた後、パスポートナンバーを教えてもらう。Good luckと声をかけられて電話は切れる。
警察官に番号を伝えるとすぐにコンピューターに打ち込んでいる。相変わらず無言。
しばらくすると、一枚の用紙を渡された。フィンランド語で書かれている。
多分これが盗難証明書。これで終わりなのかな?
椅子から立ち上がってお礼を伝えると、何かもごもご言っている。Excuse me? 少し顔を近づけると、手続きがスムーズにいくといいですね、と言ってくれた。緊張していた私は思わず笑ってしまった。彼は笑わない。でもありがとう。フィンランドのケン・タカクラ。
2日目 ヘルシンキ 10:00 Hotel Diana Park
ヘルシンキ2日目の宿へ移動。案の定迷ってしまい、反対方向のトラムに乗ってしまう。地図を広げて唸っていると、ジェントルマンが声をかけて下さる。私がちゃんと理解したかどうか確認をしてから足早に雑踏へと消えていった。キートス!私も旅の人にこうありたい、と思いながら後ろ姿を見送る。
<HOTEL DIANA PARKはこんな宿>
・一人部屋は小さいけれど十分。
・シャワー・トイレは共有。キッチンあり。場所はヘルシンキ中央駅にも歩いていける(徒歩15分くらい)
・一泊62Euro(8048円)支払いは現金のみ!
・朝ごはん(焼いてないハム・チーズ・トマトサンドイッチ、ココア、オレンジジュース、シリアル)5Euro
荷物を置いたらすぐに街へ!
昨日出会った女性が教えてくれたmade in Finlandの帽子屋さん(@COSTO)。
頭上のポンポンが特徴的。似合うよ!とお店のお兄さんは言ってくれたけど私がかぶると、ピンポンパンに出てくる人みたいなんだもん。鏡を見て思わず吹き出す。
ヘルシンキ駅前の高級デパートへ入っていくボリゾイ。
ここでは当たり前のことが、ここではない国から来た人たちには不思議で楽しい。
アカデミア書店 (Akateeminen Kirjakauppa)
Cafe Aalto
2日目 ヘルシンキ 6:30 エミリアさんとの出会い
こーけこっこー!!!けたたましい音で目覚ましが鳴った。びっくりして跳ね起きる!
6:30
屋上階にあるサウナへ。一番乗りかと思いきや、もう一人お仲間がやってきた。
去年のクリスマスに医学部を卒業したばかりのエミリアさん。ヘルシンキから少し離れたところにある彼女のお家にもサウナがあって、自宅では週末に家族や友人と入ることが多いのだそう。こうして旅に出ていてもサウナには入りたくなるそうだ。ボーイフレンドはサウナが大大好きで、友達とおしゃべりしながら6時間入っていたこともあるらしい。なんだかわかる気がする。
サウナの後は朝食を一緒にいただきました。
ヨーグルトにはたっぷりのベリーがフィンランドスタイル。
ちょうどいい機会なのでエミリアさんにトラムや電車の謎について聞いてみた。
駅には改札は無いから、自由に乗ったり降りたりしているし、バスに乗車するときも時折何かカードを取り出して、ピッなんてしている人たちもいるけれど、乗車する人全員がそうしている風でもない。私たち観光客も、切符を持っていても(仮に持っていなくても)誰からも確認されないし、それを確認するような機器も見当たらない。大丈夫なのフィンランド?というと、エミリアさんは声を上げて笑った。"No problem! We are honest people!" ですって。彼女が言うには、まれに車掌が乗ってきて、切符を確認することはある(無賃乗車は罰金を取られる)と「聞いたことはある」けれど、私はフィンランドに20年以上住んでいて一度も車掌を見たことはないよ。でもバスや電車に乗るときは毎回切符を買ってる。なぜって?We are honest people !!」わはははは!
彼女のおかげでフィンランド二日目も良い一日になりそう。まだ来たばかりだけれど、もう次に来ることも、その次に来ることも考えている。来ようよ、何度でも!